■C型肝炎とはC型肝炎ウィルス(HCV)の感染によって肝臓が炎症をおこす病気です。
HCVは血液を介して感染して、ほとんどの場合慢性肝炎になり、さらに進行すると肝硬変になって、その後高確率で肝臓がんになります。
慢性肝炎は生命に危害を及ぼすことはほとんどありませんが、肝臓がんが発生したり、肝硬変が進行して肝不全を引き起こしたりすると危険です。
C型肝炎の治療はいかにしてこのような状態にならないようにするかということを目標に進めていくため、肝臓の炎症の原因になるウィルスを駆除することが望ましく、それが不可能な場合は肝臓の炎症をおさえて病気の進行を止めることが重要となってきます。
■ウィルスの感染経路
感染経路として、輸血や血液製剤のほか、針を変えずに多数の人に注射した場合の予防接種があり、これが日本でC型肝炎が蔓延した大きな原因の一つとされています。
この点からC型肝炎は一般に※医原病と考えることが出来ます。
またC型肝炎ウィルスをもっている人の血液が傷などから体内に入ると感染します。
※医原病・・・医療行為が原因となって生じた疾患
■C型肝炎の治療薬
ウィルスを駆除する薬としてインターフェロンがありますが、ウィルスを完全に駆除できる確率は平均30%です。
ウィルスが駆除できなかった場合でも、治療後肝臓の炎症が軽くなったり炎症が治まったりする場合があり、肝臓がんへの進行を抑える事が出来ます。また再び炎症を起こすまでは治療する必要はありません。
インターフェロンの副作用としては、発熱・悪寒などのインフルエンザにかかった時と同じような症状が出ますが、一過性のものですので心配する必要はほとんどありません。
その他に白血球の減少や蛋白尿などがありますが、適切な治療を受けていれば心配はないでしょう。
また危険な副作用として鬱病、間質性肺炎などがあります。
